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秦の始皇帝など中国皇帝の足跡

2007年12月13日〜16日


兵馬俑坑(秦始皇兵馬俑博物館)
兵馬俑とは、古代中国で死者とともに埋葬した兵士や馬の人形のことであります。

秦の始皇帝により作られた兵馬俑は、1974年に農民の楊志発さんが井戸を掘ろうとして偶然に発見しています。これらは全て陶製、しかも右写真のように色まで塗られています。

博物館には1号坑〜3号坑、そして銅車馬館があり、総面積は22,780平方メートルあります。発見された順序で1、2、3号坑と名付けられており、現在、2号坑は改装中のため閉館されています。なお、2号坑には1,000体の陶俑、500体の車馬が埋まっています。
博物館入口で〜す。ここからカートに乗り込みます。敷地が広大で駐車場から全て歩いたら20分以上はかかりますね。それにしても安いツアー料金でカートに乗れるとは感激です。さすが天下の『JTB』♪

1号坑
ここには6,000体の戦袍武士俑、鎧の上に着る衣服をまとった人形が埋まっています。後ろの方では修復作業中のものが置いてあります。写真をクリックして顔の表情の違いを確認してください。
楊さんが発見した場所には番号1が付けられています。売店で兵馬俑の写真集を買うと、本人がサインしてくれます。年齢を考えるとサインをもらうなら今しかありません。なお、あとから気づきましたが、楊さんの撮影は禁止されていましたが、友達が写真集を買ったので勘弁してもらいましょう。

3号坑
ここは全軍の指揮の中枢である司令部で、馬俑4体、車馬1台、568体の陶俑が埋まっています。

銅車馬館
ここには、始皇帝が移動する際に使った四頭立て馬車が展示されており、これらは実物の2分の1で作成されています。
また、現在、2号坑が改装中のため、その一部がこちらに展示されています。
跪射俑 立射俑 中級牢吏俑 高級牢吏俑


秦の始皇帝陵
世界三大陵墓のひとつに数えられています。即位後すぐに、陵墓修築を始め、38年間で74万人の労力をかけています。道路から見た限りではただの山にしか見えないほど大きく、盛り土とは思えません。車窓からの見学でしたが、見えるところで道路脇にバスを停めてくれました。


華清池
「華清池」は、古くから温泉地として知られ、西安の東約35kmのところにある驪山(りざん)のふもとにあります。西暦747年、唐の玄宗皇帝が山の周りに宮殿(華清宮)を建てさせ、楊貴妃とともに温泉に入りながら宴会や歌舞に明け暮れています。玄宗皇帝と楊貴妃のエピソードは中唐の詩人、白居易の長恨歌(ちょうごんか)に歌われています。その後、安史の乱(楊貴妃はこれが原因で後日殺される)で破壊され、今の華清池は清代に再建されたものに基づいて整理修築されています。

1982年に偶然、唐代華清宮の浴場が発見され、皇帝専用のお風呂や楊貴妃専用のお風呂などを見ることができます。なお、中国政府は10億元を投じ、華清宮の再建を計画しています。

なお、入場料0.5元払うと、湧き出ている温泉にさわることができます。日本人向けに足湯を作って5元で入場させたら儲かると思いますよ。
華清宮 楊貴妃のお風呂 温泉(入場料0.5元)

長安の都
碁盤の目状の道路、南北を貫く大通りなど日本の平城京や平安京のモデルになっています。ただし、日本の都市には城壁がありませんが、中国では騎馬民族などの進入から都市を守るために城壁で囲んでいます。ここ西安にはその城壁が残っており、その上を自転車で辿ることもでき、城壁の上にはトイレもあります。
また、鼓楼と鐘楼は徒歩圏内にあり、周辺にはスタバやマック、デパートなどがあり、多くの人で賑わっています。鼓楼のところには化覚巷(回族のお店(コピー商品))や回民街(食べ歩きスポット)があります。鐘楼は車が行き交うロータリーの中心に建っており、地下から入場することができます。
西の安定門 西側の城壁 カップルたちの散歩道
トイレ 鼓楼 鼓楼のライトアップ
鐘楼 南の朱雀門


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