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平成19年12月13日〜16日


概要
西安は中華人民共和国(中国)陝西省(せんせいしょう)の省都で、北には渭水(いすい)、南には秦嶺山脈(しんれいさんみゃく)が東西に走っています。古くは漢の高祖・劉邦が秦の始皇帝滅亡後の戦乱で破壊された咸陽の郊外に新たに首都を建設し長安と名付け、その後、漢、隋、唐時代の首都として栄えています。西安の名称が使われたのは元の時代からとなります。

治安
5年ほど前に行った北京とは雰囲気が全く違います。もっとも北京も今ではかなり変わっていると思いますが、そのとき感じた「厳しい規律感」がありませんでした。特に危険な感じはなく、スリなどに注意が必要なだけだと思います。危ないのは交通事故で、富裕層と貧困層の二極化が進んで完全な車社会になっており、交通渋滞が激しく、人も自転車も車もみんな自分勝手な動きをします(たぶん暗黙のルールがあると思われます)ので、交通事故がいつ起きても不思議ではありません。現に滞在中2件の交通事故現場に遭遇しています。

時差
上海、西安とも(中国全土)日本のマイナス1時間。

言語
公用語として中華人民共和国では標準語政策により北方方言(北京語など)をもとに「普通活(プートンホア)」が作られており、全人口の7割程度が理解できると言われています。
なお、ツアーで訪れた土産店などでは、バリバリの日本語を話します。
ホテル、レストラン、百貨店などでは英語が話せるスタッフが何人かいます。

気候
西安は大陸性気候に属しており、感覚的には日本と同じ(日本の服装のまま)。ただ、日本より寒暖の差が大きく、朝夕の冷え込みが厳しいので、冬の時期は東京ではなく北海道のような感覚が必要だと思いますが、雪は年2回程度でほとんど積もりません。また、秋から冬にかけて霧が多く、濃霧のため飛行機の時間が遅れることもあります。なお、12月から3月までは観光オフシーズンとなります。

通貨
通貨単位は「元」。発音はユアンであるが、「20元です。」というような場合には、「アールシークアイ」となり「クアイ」と発音されます。補助単位は角(ジャオ)と分(フェン)があります。※1元=10角=100分。
最近は日本で円から元に換金することができますが、現地の方がはるかにお得であります。

成田空港の銀行1元=16.83円(1万円=594元)※手数料は不明
滞在ホテル(銀行と同一レートで日々変動し、元未満切り捨て、手数料は0.75%で下の金額が手取り)
現金1万円=初日641元、2〜3日目639元
TC1万円=初日649元、2〜3日目648元

ホテル
The Golden Flower Hotel by Shangri-La(西安金花大酒店)
城壁の東の外側に建つ高級五つ星ホテルで、香港を拠点としてアジアを中心に展開しているシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツグループのシティホテル。部屋は広く(42平方メートル)、ベッドも大きいのでとても快適。ビジネス客が多いのか、無料の靴磨きサービスがあります。ゴールデンサークルの会員になって行ったので、ウェルカムフルーツをもらいました。詳細についてはこちら。なお、チェックインするには旅券の提示が必要となります。

主な設備
テレビ(無料の映画2チャンネル有り)、冷蔵庫(ドリンク有)、ドライヤー、セーフティボックス(4桁数字ロック式)、ボディローション、シャンプー、コンディショナー、ボディジェル、石鹸、洗顔石鹸、歯ブラシ、スリッパ、バスローブ、電気ポット、ティーパック6袋(コーヒー、紅茶、ジャスミン)、ソーイングキット、くし、綿棒、シャワーキャップ、ミネラルウォーター550ml(1日2本)、氷のサービス(毎日)、アイロン、アイロン台、ブロードバンド
※カミソリなし


ホテル日航成田※成田前泊
成田空港に近くて、目の前にコンビニもあるので便利。お勧めポイントは、バスルームとトイレが別々になっているところ。第1及び第2ターミナルに毎日無料のシャトルバスを運行(予約不要)しており、乗車時に宿泊証明書等の提示は必要ありません。駐車場は14日間無料で、チェックアウト時に駐車券に14日間有効のスタンプを印字(車のキーは自分で保管)してくれます。今回、国内ホテルの格安予約サイト『一休.com』 で予約。ツインルーム朝食付きで1部屋11,500円。

主な設備
テレビ、ドライヤー、歯ブラシ、カミソリ、電気ポット、ティーパック4袋(ほうじ茶、緑茶)、シャワーキャップ、冷蔵庫(ドリンク無)
※ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、フェースソープは備え付け

送迎
現地の旅行会社(西安中信国際旅行社有限責任公司)のガイド(付栄さん)さんが空港に迎えに来てくれます。
20人乗りの小型バスで移動しましたが、今回のツアー参加者は6名だったため、かなりゆったりと使えました。

飛行機
中国東方航空(MU522/MU521)※乗り継ぎ後も便名変わらず
国際線はアルコール類(確認したのはビールのみ)無料
国際線にもパーソナルTVはなく映画の放映もありませんでしたが、どこかの国のイタズラ番組を放映しており結構面白かったですね。
国際線(成田−上海間)、2−4−2の座席配置(A330−200/300)

国内線(上海−西安間)、3−3の座席配置(A319−100)
機内食一例(うなぎ) 青島ビール(北京五輪バージョン)

乗り継ぎ方法
上海に到着しますと飛行機を降りたところで案内板を持った係員が出迎えてくれ、乗り継ぎの人だけを別なところに誘導してくれます。「TRANSIT BOARDING PASS」を受け取り、入国審査を行います。このTRANSIT BOARDING PASSを受け取った順番に席(上海−西安間)が決まりますので注意してください。その後、名簿とTRANSIT BOARDING PASSなどの照合を行い、移動して手荷物検査を終えますと、搭乗ゲートへ向かうことができます。なお、西安から上海に到着した場合も手順は同じですが、座席(上海−東京間)は西安の空港で決まります。

旅行手配
i.JTB HTA販売センター利用39,800円で観光・全食事付き。
パッケージ料金以外には、燃油サーチャージ・現地空港税など10,780円、成田空港使用料2,040円。
※料金は1人あたり

これから旅行する方へ
お土産は絨毯などのシルク製品、お茶、ヒスイなどがありますが、一番のお勧めはお酒になります。独特のフルーティな香りが特徴の白酒と呼ばれる麦などを原料とした焼酎で、非常にスッキリしていて美味しい。「太白酒」というのがトップメーカー?で、値段もいろいろありますが、30元程度で買うことができます。右の写真は百盛デパートで26元で買いました。

中国のトイレ事情は一番気になるところだと思いますが、訪れた観光地やレストランなどでは全く支障がありませんでした。

帰国時、成田国際空港で日本人も税関申告書が必要となっています。次回から記入するようにやさしく指導されましたので皆さん注意してください。

西安豆知識
人口は700万人(陜西省)で、船橋市などと友好都市関係を結んでいます。国際空港が4年前に新しくでき、市街地までは約60キロ、高速道路で約1時間かかります。空港の周りは小麦畑と古墳が広がっており、周王の古墳もありますが、保存するのが大変で発掘していません。
また、温泉とヒスイの産地として知られ、ヒスイは透明度が高いものほど良質で、ラベンダー色のヒスイが珍しく中国でしか取れないと言われています。
※あくまでガイド等さんに聞いたもので、聞き違い等による誤りがあった際はご容赦願います。

オプション
足つぼマッサージ200元/人
足つぼと言いながら全身マッサージでした。イタ気持ちいいマッサージですね。

大唐楽舞(Tang Music and Dance)210元/人
4月から10月までは華清池のところで上映しますが、是非、華清池で見てみたいものですね。冬は寒くて無理だそうです。


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